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創造のみわざ(愛の表現)

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(4) すべての人間の弱さ


 上の中の左側には、泣いている女エバがおり、右側には男アダムがうなだれて考え込んでいます。二人を隔てている木は熟れた実をつけ、そこに誘惑のへびがかくれています。

 聖書には次のようにその場面が描かれています。”園の中にある木の実を自由に食べてもよいが、園のまんなかにある木の実についてだけ、「死なないためには、これを食べても、ふれてもいけない」と神は言われました。

 しかし、へびは女に言った。「ちがう、あなたたちは死なない。それどころか、あなたたちがそれを食べたら、その目が開かれて、神のようになり、善と悪とを知るようになると、神は知っているのだ。」”(創世記3・3〜5)

 このように、善悪の知識の木の実を食べたなら、きっと死ぬであろうと神が言われたにもかかわらず、アダムとエバは誘惑に負け、禁断の木の実を食べてしまったのです。そのため、彼らの心は、神から離れ、闇の中を歩むことになったのです。

 「創世記」でよく知られているこの話は、分裂の原因となる人間の欲望を表わしており、それは神との分裂、心の分裂、隣人と自然との分裂を描いているのです。しかし、慈悲深い神は、のちに救い主を送り、私たちに救いの手をさしのべて下さることを約束して下さいました。

 絵に描かれているマリア、幼子イエズス、そして、十字架上のイエズスはマリアを通して、神の御子イエズスをこの世に送ることを約束しました。そして、十字架上でのイエズスの死をもって、私たちを救って下さることを意味しているのです。

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(5) 欲望は分裂の元


 アダムとエバが神の言葉に従わなかったために、彼らの子孫たちも同じように闇とあやまちの道を歩み続けることになったのです。

 聖書のことば通り、カインと弟アベルの話、バベルの塔、そして、ノアの箱舟の三つの場面が描かれています。 

                          

 (上の絵の左)その場面はアダムとエバの最初の子どもであるカインがねたみから弟アベルを殺しているところです。

 ”カインは弟アベルに「野原に行こう」と言い、野原にいるとき、弟アベルにとびかかって殺してしまった。”(創世記4・8)

 (中)バベルの塔は神のない世界を作ろうとして、互いに理解するすべを失い、分裂するにいたる人間のうぬぼれのシンボルです。

 ”さて全地は同じ言語と同じことばを使っていた。・・・・・・人々は「さあ町を造り、その頂が天にまでとどく塔をつくろう。全地のおもてに分かれないように、われわれの名を高くあげよう」と言った。”

 

 (右)ノアの箱舟、ノアと彼の家族だけが、動物たちと共に神の計画通り造られた箱舟で逃れることが出来、助かったのです。しかし、彼ら以外はすべて洪水の為に亡くなってしまったのです。この洪水は人間が堕落した時、神から下される罰であると聖書は言っているのです。けれども神はノアと契約されました。

 ”神はおおせられた。「私はあなたたちと、あなたたちのあとをつぐその子孫と、私の契約を結ぶ。すべての生きものと代々にいつまでも私がむすぶ契約のしるし、私の雲に私の虹をたてる、私と地との契約のしるしとして。」(創世記9・9、1213)

 絵には聖書のことば通り、虹や鳩が描かれていますが、空と地面をつなぐ虹と平和の鳩は、神が人間との信頼を回復しようと望まれることを象徴しています。


カロン神父へ

004年6

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