主は復活された アレルヤ!!

 

 御復活おめでとうございます。

そして、この復活祭に洗礼をお受けになったすべての方々に、心よりお祝い申し上げます。

今年は少々遅い復活祭となりました。そのせいか春の訪れも何となく遅く、もう四月半ばだというのにここ一週間でようやく桜も満開‥とは言うものの、ここ数日の強風ですでに散りまくってますが。

クリスマスはイエス・キリストの誕生をお祝いする時なので、ある意味「手放し」で喜べますが、復活祭を祝うことはそれとはちょっと違う、言わば「重い喜び」であるように感じます。それは勿論、「キリストの十字架」という出来事があってこその「復活」だからです。しかし苦しみの中でさえ、いや、「こそ」というべきか、そこに神は救いを置かれている。そのことはとても福音的であると感じます。

2000年前、自分たちの師を失って悲しみと苦しみのどん底に置かれていた弟子たちは、「復活」という想像もしなかった体験をし、変えられ、強められ、赦され‥それによって【教会】が誕生しました。そこに連なる今日のわたしたちにとっても、人生の中での悲しみや苦しみはある意味避けて通れないものです。しかしその中に必ず神の救いが置かれていることを信じ、そのことに気付くことができるよう、そしてそれに強められ、変えられ、支えられますようにと心から願いながら、今年も復活節を共に過ごして参りたいと思います。

カトリック百合ヶ丘教会主任司祭 a鈴木 真 神父


 


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