生まれたばかりの乳飲み子のように
―復活節第2主日のメッセージ―
死んで復活されたイエズス様を信じる私たちは、この信仰によって主イエズス・キリストとともに 新しいいのちに生まれたのです。 このいのちは天からいただいたいのちです。このことを表す教会のしきたりとして、復活徹夜祭に 入信の秘跡を通して新しいいのちに生まれた洗礼志願者たちが、いただいた白い衣を今日まで(8日間) 着てまいりました。 白い衣、それは光であるキリストを浴びて「新しく生まれた者」を表します。そのために、 この日曜日はドミニカ イン アルビス″、つまり「白い衣を着ている主日」と呼ばれます。 最近、この日曜日は「神のいつくしみの主日」と呼ばれるようになり、これは聖ヨハネ・パウロ2世が 定められました。 それは新しいいのちのしるしである光、つまり神さまのいつくしみ深い愛が、イエズス様の過越の神秘 によって人間の心に注がれ、人間は神となり、神の子どもとして生きる新しいいのち をいただいたからです。 新しいいのち、それは天と地をつなぐ神のこどものいのちです。 新しいいのち、それは神様のいつくしみ深い愛を信じて、それによって生きるいのちです。 新しいいのち、それは真(まこと)の喜びを味あわせていただくいのちです。 「だから、悪意、偽り、偽善、ねたみ、悪口をみな捨て去って、 生まれたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。 これを飲んで成長し、救われるようになるためです。 あなたがたは、主が恵み深い方だということを味わいました。 この主のもとに来なさい。」(Jペトロ2・1〜4a)
*************************** 祈りましょう。 主イエズスよ、私もあなたを信じます。 あなたと同じように、生きることができますように。 いただいているいのちを感謝とともに奉げて生きたい。 あなたと一緒に神を父と呼んで生きたい。 あなたの母 聖マリアとともに、あなたの神秘に包まれて生きたい。 主イエズスよ、私の祈りを兄弟姉妹たち あなたの教会とともにお奉げしますから、 貧しい私のこの祈りを顧み支えてください。 私も死を通して、信仰の恵みによっていただいたあなたのいのちに成長し、 永遠のいのちの実を結ぶことができますように。 アーメン。アレルヤ。 カトリック百合ヶ丘教会主任司祭 マリオ・ビアンキン |
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