イエズスさまがくださる平和とは
ヨハネの福音書にある あのイエズスさまの「平和の約束」のことばは、次のとおりです。 「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。 ミサの中でもこの約束を思い出して、その続きに次のようにあります。 …わたしたちの罪ではなく教会の信仰を顧み、 つまり、平和は人のわざではなく、まことの平和は 信仰が可能にしてくれる神さまからのおくりもの その翌日、また、ヨハネはふたりの弟子と一緒にいた。 平和を願う教会の祈りは、ミサの中に何度もあります。 1. 開祭のときに、司祭は「主は皆さんとともに」とあいさつしますね。神さまがくださる「平和」= 2. 栄光の賛歌はキリストの降誕を告げた天使のことばから始まります。 天のいと高きところには、神に栄光、 3. 福音書を宣言する司祭は、平和の君であるキリストによるあいさつを繰り返し、「福音」 4. 同じあいさつが奉献文の始まりにもありますが、その後教会の信仰を表す すすめのことばが 5. 聖変化の後にくるアナムネシス(記念唱)の祈りは、教会の「平和への祈り」のこころを キリストの御体と御血にともにあずかるわたしたちが、 ここにこそ、キリストがわたしたちにもたらしてくださる平和があります。 6. 主の祈りは、天の御父にお願いすべきことが具体的に教えられています。主の祈りに続く いつくしみ深い父よ、すべての悪からわたしたちを救い、 ここには、教会が願うまことの平和がどうして神さまのおくりものであるのかが、よく表現されて …神の小羊、 7. ご聖体拝領で、平和の君キリストと一つになるときこそ 幸い(さいわい)がありますから、司祭の 神の小羊の食卓に招かれたものは幸い。 この平和を味わったわたしたちは、キリストの平和をたずさえて、さらにまわりの人々へと派遣 行きましょう、主の平和のうちに。
また来週!
カトリック百合ヶ丘教会主任司祭 マリオ・ビアンキン
* 典礼用に、日本の司教団は「新共同訳」の聖書を使うように定めています。 ここに載せる聖書は、「新共同訳」の聖書です。 |
主任司祭メッセージのバックナンバーは更新記録へ
|