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…彼らをわたしたちの神に仕える王、 - 主任司祭メッセージ 5/8 -
チコちゃんの真似をして、今回私が皆さんにおたずねしましょう。ミサの中の「奉納」の時、会衆の皆さんの代表がパンとぶどう酒を祭壇に運びますが、それはな〜ぜ？ 「あなたは、巻物を受け取り、その封印を開くのにふさわしい方です。あなたは、屠られて、あらゆる種族と言葉の違う民、あらゆる民族と国民の中から、御自分の血で、神のために人々を贖われ、彼らをわたしたちの神に仕える王、また、祭司となさったからです。」（黙示録 5・9b〜10a） つまり祭司キリストの祭司職に加えられて、私たちも神さまにふさわしいささげものをささげることができ、ふさわしく礼拝を行うことができるのです。言葉をかえて言えば、それによってわたしたちは神さまのいのちに属する者となるのですね。 今日、わたしたちの祭司職についてもう少し学びたいと思います。キリストの祭司職に加えられることによって、わたしたちは神の子どもとして生きることになるのです。つまり祭司キリストとともにわたしたちはふさわしく神さまのいのちである愛によって生きる者になるのです。別の言葉で言えば、これこそ教会がささげる礼拝です。この礼拝についてイエズスさまはこう言われました。 「…まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。神は霊である。だから、神を礼拝する者は、霊と真理をもって礼拝しなければならない。」（ヨハネ 4・23〜24） わたしたちがささげる礼拝は、ミサの典礼を通してだけでなく、わたしたちの毎日とつながっていますね。そこには愛のささげものがあるからです。わたしたちの毎日の出来事をささげものにすることを学ぶと、わたしたちの毎日は礼拝の場となります。 この礼拝を可能とするために、イエズスさまは叙階による祭司職を教会に残されました。それはイエズスさまの祭司職による礼拝が世界中で、またいつでも行われるためです。教会の礼拝を通して世界中の人々もイエズス様の祭司職に加えられているので、教会の祈りはいつも世界中の人々とささげられる祈りです。 イエズスさまは一度だけお亡くなりになりましたが、この教会の奉仕によっていつでもどこでもふさわしい礼拝が神さまにささげられることになります。パウロのお勧めに応えて、感謝したいと思います。 …兄弟たち、わたしたちは、イエスの血によって聖所に入れると確信しています。イエスは、垂れ幕、つまり、御自分の肉を通って、新しい生きた道をわたしたちのために開いてくださったのです。さらに、わたしたちには神の家を支配する偉大な祭司がおられるのですから、心は清められて、良心のとがめはなくなり、体は清い水で洗われています。信頼しきって、真心から神に近づこうではありませんか。（ヘブライ 10・19〜22）
また来週！
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