主のご降誕をお喜び申し上げます
主のご降誕の お喜びを申しあげます! このすばらしいクリスマスの挨拶ができるのも、信仰の恵みのおかげです。イエズスさまのご誕生のとき、この神秘による喜びを味わうことができたのはマリアさまとヨセフさまだけでしたね。お二人は信仰の恵みに心を開いていたからです。 ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、 これは想像できないほどの神秘に満ちたときでした。まさしくこのとき、世界は眠っていました。聖書にはこう書いてあります。 沈黙の静けさがすべてを包み、 眠る…それは心を開いていない人々の状態です。つまり信仰の恵みで心を照らされていない状態です。 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。 その天使の言葉は、はじめてこの世に宣言された福音でした。天使のよい知らせに含まれている最も大事な言葉があります。それは「しるし」という言葉ですね。生まれた赤ちゃんの様子はとても平凡な出来事ですが、それを「しるし」として読み取ることが大事なのです。 こうして、羊飼いたちがそれを信じて動き出し、次のように言います。 「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を捜し当てた。その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。聞いたものは皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。 このクリスマスの時こそ、マリアさまとヨセフさま、そして羊飼いたちから学びたいと思います。またその信仰の恵みに照らされて、クリスマスの喜びを見出すことができますように祈りたいと思います。 まことに、主のご降誕のお喜びを申し上げます。クリスマスおめでとうございます! また来週! |