ゆりこさんの初めての教会 その3
クリスマスって?(2)
フランこのアドベント・リースを見てごらんなさい。ローソクが4本リースの中に立っているでしょう?12月25日までの4週間、日曜日ごとに一本ずつローソクに灯を灯していくのですよ。世を照らすキリストの光がだんだんと近づいて来ることを表していて、私たちの心にも小さな幼子イエスさまをお迎えする準備をしていくのです。 ゆりこあぁ、そうなんですか!どうして全部のローソクに火がついていないのだろうと思っていたんです。 フランこのリースの葉は常緑樹のモミ、松、ヒイラギ、月桂樹などで作られていますが、これは永遠のいのちの象徴といわれています。 ゆりここのローソクもリボンも紫色なんですね。この色って決まっているんですか? フランそう、教会では待降節に紫をつかいます。紫は回心、つまり自分の方にばかり向いていた心を神さまの方へ向けると言う意味を持つ色です。そのほかに教会で使う色は白、赤、緑がありますがこれについてはまた今度お話してあげましょうね。 |