ゆりこさんの初めての教会 その7

はじめての復活祭『聖金曜日』

『聖金曜日』−主の受難−

十字架上でのイエスの死を記念する日です。

祭壇には、十字架もろうそくもありません。キリストの死のかたどりです。

この日は、聖堂にご聖体は置かれず、ミサも十字架顕示行われません。受難の朗読のあとで十字架の礼拝があります。
十字架顕示の後、祭壇の前に置かれた十字架の前に1人1人進み深い礼をして崇敬を表します。
その時、私たちの教会では、白い十字架にかたどられた紙にそれぞれ自分たちの背負っている十字架を書きます。そしてそれを、全人類のために重い十字架を担われたキリストに倣って誰かのために捧げます。

ゆりこ

最初、「あなたの十字架を書いてください」と言われたときはよくわからず、ひとまず十字架の絵を書こうとしてしまいました。縦や横の長さや太さの割合によって何かがわかるのかと思ったんです。
でも、神父さまのお話をよく聞いて、自分の抱えている辛いことを書くんだとわかりました。

十字架

聖体拝領が終わり、沈黙のうちに『聖金曜日』の式は終わりました。

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