まえがき
皆様ご存知のように、病気になると、人の心は暗くなり、不安でいっぱいになると思います。
病気の時にどのように祈ればいいか、わからなくなってしまうときもあるでしょう。
わたしは、いろいろな「祈りの本」や書物、インターネットからさまざまな祈りと参考になる
文章を集めました。
これから紹介する祈りが、心や身体に不安を覚えている人々にとって、
いくらかでもやすらぎと慰めをもたらすことができるように祈ります。
そして、病気を患っている方、あるいは、病人の世話をする人々の祈りを助け、
その心を支え、希望で満たすことができるように願っています。
病という困難の中から神を呼び求めるために、大切な人が病気のとき、
祈りによって寄り添うために、または、祈ることのできない心を、
祈りへと導くためにお役に立てば幸いだと思います。
2006年10月
ジャン・ギ・デュポン神父
(1991-2007年までカトリック百合ヶ丘教会主任司祭)