待降節が始まりました。百合ヶ丘教会にも馬小屋(クリブ=まぶね)やリース(アドベント・リース)が聖堂の中に飾られています。 フランゆりこさんおはよう!感心にちゃんとミサに来ていますね。もうだいぶ慣れたでしょう? ゆりこあっ、フランさんおはようございます。いま聖堂の中にあるクリスマスの飾りを見ていたのですけど、とてもステキですね。 フランそうでしょ、待降節になると教会でもクリスマスの飾りつけを始めるのですよ。今年の待降節は11月30日の日曜からでしたね。 ゆりこ待降節が始まる日って毎年違うのですか? フランええ、12月25日の直前の日曜から4回さかのぼった日曜日から始まるんですよ。 ゆりこそうなんですか。わぁかわいい!動物がたくさんいるわ!これ、きりんさんかしら? フランこの馬小屋の飾りはイエスさまがお生まれになったところを表したものですよ。ゆりこさんこれはきりんさんじゃありません。マリアさまにヨゼフ、それにイエスさまの誕生を祝いにくる東方の3人の博士の人形、それに馬や牛やひつじなどの動物、それにひつじ飼いたちなどの人形が飾ってあるのですよ。 ゆりこあら?でもイエスさまの人形はどこですか?生まれたばかりの赤ちゃんのイエスさまがいるんじゃないのですか? フランイエスさまはクリスマス・イブの夜中のミサの時、真っ暗にした聖堂の中を神父さまが火を灯した一本のローソクと一緒に持って入り、馬小屋の中に置くのですよ。このローソクは一年で一番夜の長い季節のしかも夜中に、この世に光をもたらすキリストがお生まれになったことを象徴しているのです。真っ暗のなかにクリスマス・キャロルの「しずけき」(きよしこのよる)をハミングで私たちが歌う中を、たった一本のローソクの光が入ってくるのはほんとうにすばらしいですよ。 ゆりこあっ、そうなんだ。まだイエスさまは生まれていないんですね。クリスマスイブが今から楽しみだわ。 |